おミュータンツchのEDに曲を使ってもらった話
どうもこんにちは、Yussef Ishikawaです。
タイトル通り数ヶ月前からおミュータンツさんのYoutubeチャンネルにて、私が製作した曲をエンディングに使用していただいています。ありがたい。
単純にこんな曲聴きたいなというアイデアだけで書き上げた曲なんですが、多分人生で1番リアクションをもらった曲のような気がするし、めちゃ気に入っている。
コメント欄でもフル聞きたいとかめっちゃいいとか言われていて恐縮です。
ch主でもない人間が返信するのも変な話なので、もし気になって名前でここに辿り着いた方がいれば、こちらから聞いていただけます。
それと私ごとですが、普段はバンドで活動しておりまして、音源をリリースしました。
もしよろしければ聞いてください、、という宣伝です笑
個人的に1番好きな宮戸さんの動画はシュプ助上京物語だなあ
無題
シューゲイザーはシンプルなことを難しくやってる
ファンクは難しいことをシンプルにやってる
インディーロックはシンプルなことをシンプルにやってる
作曲において簡単なことをカッコ良く聞かせるのは難しいので、ついついリバーブなどの装飾に頼ってしまうのだが、それでいいのかわからずに悩んでしまう。
それこそシューゲイズはエフェクトなしでは成り立たないし、slowdiveを始めとしたクリーンサウンドを基調としたものはアンビエントに近い曲もある。けどバンドでアンビエントやるのも、なんだか違くないか?というかリバーブ使って雰囲気出せばそれっぽいけど個性が出しにくい。
sigur rosなんかもシューゲイズとアンビエントが融合していて、実際音楽の要素って意外と簡単に決まってしまうな〜とか思う。どれくらいの技術と知識で様々なバンドが曲を作っているのか分からんのだけれど、結局聞いて良いならイイじゃん、ってのが音楽の良さなんだろうけど。
リバーブなどの装飾が曲の構成要素の一部として成り立つほど存在感があるものと、あくまで良さを引き立てるものとの間には境界線があり、自分は後者で可能な限り完成度を上げたものを前者のように昇華したいという気持ちが強いんじゃないかな、多分。
昔の曲だとノイズすら良さの内だったりして、やっぱり考えすぎずにイイと思うことはバンバンやるべきだ、やろう。そしてその中で個性を見出していこう。
写真表現について
写真を撮り始めて、というか趣味にしてから半年くらい経った。
なかなか外に気軽に行ける感じでもないので撮る枚数は着実に減っているが、、、
2Bチャンネル(youtubeの写真チャンネル)の動画に登場していた方の話では「写真は受け手の解釈をあえて限定することができる点が写真にできることだ」と言っていてかなり関心した。
動画内では、仰向けになっている人に大きな柱が横たわっている写真が取り上げられていて、これを写真で撮ることで柱の重さを推測不可能にできるということらしい。実際軽い素材でできているので苦しいことはないのだが、もしこれを直接見ると呼吸で動いたり、人の表情などから得られる情報は多くなってしまう。それを写真で固定するということだそうだ。面白いし、瞬間を切り取ることができるからこそ成り立っている。
アートをやるならもはや写真である必要性ってなんだろう、とは誰もが考えることだと思う。多重露光で鮮やかに色彩の配置や濃淡を描き出すものも、別に他の手段があるわけで、何も写真に撮る必要があるのかわからない。
写真展や現代アートを見に行くと、すべては「解釈」に委ねられているようで、そこに作者の意図はあれどそれが明文化されていないこともしばしば。
そこにあるのはその解釈だけで、写真の本質とは一体何だろう?と混乱してしまう。
現代アートとしての写真とその他のスナップや風景写真では根本的な目的が違うので一口に語ることはとてもできないのだが、
つまり自分が言いたいことは、適当に撮った写真も後からの意味付けによって成り立ってしまうのではないか?ということ。というかそういうパターンも多いのだろうな、ということ。
tilmansなんかは同じテーマでサブジェクトを撮ったりしているが、好奇心が感じとられるし、最近買った野口里佳の『夜の星へ』なんかは偶然の産物なのに美しい。
アート、そして写真は難しいし、まだまだ自分の中でもまとまらない。
(書いたら頭の整理ができるかと思ったので書いてみた)
旅の途中で考えていたこと
2月の終わりから3月の頭に旅に出ていた。
途中で考えたことをばばっと書いたメモが残ってたので、そのまま載せてみる。
これは自分にとって3度目の海外経験だった。
旅をしていて、してから思うこと
自分探しの旅、なんて言葉があるけれど、それは大間違いだ。もちろん旅がきっかけになることもあるだろうけど、いつだって自分は自分にしかわからないし、自分は自分の中にいる。ハリーポッターと同じ列車に乗って車窓に映る自分を見つめてみたところで特別なものは見えてこない。向き合わなければ、変わらない。
旅先の文化の違いに感化されて考えをめぐらすことはよくあることだ。ここの人々の暮らしはどんなもんだ、ここに生まれていたらなにが起きただろう、今まで出会ってきた人を思い出す、など。
でも最後に思うことはいつも、そこにはただ小さくずっと流れる小川のように人々の営みが、少なくとも自分が故郷で送っていた日々と同じようにあるだけ、ということ。貧富の差や、知り合いの多さに違いはあれど、生まれた場所が故郷で、母国語はずっと日本語であり、ある人にとっては英語であり、そしてそれらは変わらない。
旅によって自分が見つかるというのは、きっと時間があるからだろう。1人で旅をするのは想像をはるかに超えるほど、孤独なものである。都市から都市へ移動するときも、憧れの場所で息をするときも、思いもよらない出会いの瞬間も、ずっと1人、ずっと頭の中で考えてる。
パブで友達を作ったとか、ドミトリーの異国人と仲良くなったとか、そういうことではない。
知らない国の知らない街に知ってる人がいないのは当たり前なんだ。
苦労しながら日々を送ることは刺激になるがその分疲れる。帰れる家がなければ心を休めることなどできやしないし。何かを求めて海を越えれば、その現実は少し辛く映ることもあるかもしれない。
だとしても、旅は自分たちの成長にとって素晴らしい。成長してるのか、成長に気付くだけなのかは分からないけれど、だからこそ、気にも留めない雪の平原が、16世紀の古民家が、街の外れの教会が、あんなにも美しい。
ここに生まれた人はどんな気持ちで、何をしてるんだろう。日本で生まれた僕は、どんな気持ちで、何をしてきたんだっけ。
自分探しの旅にならないのならば旅は何を見つけ、何を得られるんだろう。どうして旅に出たくなるんだろう。生まれ育った場所を離れ、外から見つめたくなるのは何故なんだろう。
New Orderの新譜を聞いた
New Orderの5年ぶりの新譜が発表されて数日たったがとにかく最高、という話。
During COVID-19のうちに考えていたことの1つに、この状況だからこそアーティストには作品の発表をしてほしい、ということがある。本当につらい期間、暗いニュースばかりで何をするのもためらわれたり、体調を崩したり、誰もが不安な中で、お前たちが今思ってることを綺麗事じゃなくていいから教えてくれって思ってた。それが何かを肯定することでも、否定することでも、ただ状況を悲観するのでもよかった。とにかく何か、歌やアートや言葉で教えて欲しいと思っていた。だからこそ、今年意味あるリリースをしてくれたアーティストは尊敬している。
例えば本当に早い段階で曲を出してくれた「SEVENTEEN AGAiN」。苛まれながら生きる日々だからこそ気付ける瞬間を歌ってくれたあの曲も嬉しかった。
話が脱線してしまったが、今回のこの曲、最高でした。何よりこのタイミングでNew Orderというバンドが曲を出してくれたことがとても嬉しかった。変わらないサウンドのイントロが流れ、ドラムが入り表から裏のリズムになってノリが生まれる。久しぶりに出す曲としては最適な引き込み方だろう。歌詞を見てみると、同じ目線で励ましてくれるような姿勢でまっすぐなメッセージに驚いた。彼らもすでに60歳を超え...というかバーナードは64歳らしい、なんてことだ。それを踏まえればこのような歌詞が出てくるのは自然なことなのかもしれないが、とにかくしばらくはこの曲聞いていたいと思うほど良い。
おそらくここまで思うのは年始に一人でスコットランド旅行した時に孤独な中このバンドをたくさん聞いたというのがあるのだと思う、なんとなく感覚も近いし。
いろんなアーティストがそれぞれの気持ちを発表してくれればなあと思う。
音楽dig日記4
日課にしないとついつい忘れてしまう、量を増やすとサボるので途中から少し適当に、、、
今回は前回に出てきた「Flying Lotus」と「Four Tet」です。
IDMとして取り上げましたが結構毛色は違います。
前者は2019年の中でも名作にあげられることの多いFlamagraを何度か全体聞いたことがありますが、エレクトロの中でもブラックミュージックのエッセンスを感じたり、ゲーム的なミニマムなシンセサウンドや、ヒップホップからの潮流を存分に感じることのできる(DJなので当たり前)とてもかっこいい作品でした。どういう経緯で聞いたか忘れてしまいましたが、thundercatを思い出すのでそれ関連?(作品に参加してました)
とりあえずfeaturingのあるanderson paakに関しては今度まとめたいですね
Four Tetは自分の好きなin the blue shirt (アリムラ)さんがツイッターに載せたのを軽く聞いたのがきっかけだったと思います
では本題に入りますがまずflying lotus
本名はStephen Elisonだそう。全然知らなかったけど叔父さんはJohn Coltraneらしい!なんてこった!すごいですね家系で、、、。
かなりの大物で、トムヨークやケンドリックなども作品に参加していて色々やばいですね。最新作でもトロイモワのような話題沸騰な人からハービーハンコックまで参加していて、とにかく無視できない作品です。一曲が短くめまぐるしく変わっていく展開にはついていけなくなるほど。それぞれのコラボの味をしっかりと出し切っているのです。
2000年以降の音楽シーンを席巻したとApple Musicにはあります。
別名義のCaptain Murphyでラッパーとしても活躍中。
ほとんどの作品はWarpよりリリース。
音楽性が多様なのも特徴的。
例えばFlamagraのTakashiなんかは、その日本名の曲名だけあり日本のゲーム音楽や、ポップスに影響を受けたエレクトロを彷彿とさせます。曲の冒頭の雰囲気は個人的にはPARKGOLF(あるいはその周辺を取り囲むトラックメイカー)を思い出しましたし、中盤のなんとも言えないぴこぴこ感は懐かしさを覚えます。
なんでも親日家らしく、ドラゴンボールの道着でライブしたこともあるらしい。納得します。
昔のアルバムを聞いても、根底にあるのはDJ的な曲の構成、つまりは異なる素材のつなぎ合わせや重ね方と、それらを支えるしっかりとしたビートです。
しかし明らかに作品を重ねるごとにそれらは複雑さを増していて、進化を遂げています。
そしてFour Tet
リミックス曲なんかを何度か見かけたことがあります。
本名はKieran Hebden。
もともとバンドに所属していて、彼が15歳の時にレコードと契約し、97年にアルバムを出しています。ギターを担当していた。
ソロでの活動も97年に始まり、シングルを発表しているようです。(この時は4T Recordings名義)
Four Tetとしては98年の36分25秒のシングルが最初です。かなり実験的な姿勢に思えます。
ジャンルとしてはフォークトロニカのパイオニアとして知られているみたいです、なんとなく想像つきますね。『Morning/Evening』でもそれぞれ20分と、長い曲も多いこと、、
上の曲聞いてみた感想ですが、エレクトロっぽい四つ打ちで始まるのに広がりのあるシンセが入り、美しい中東な歌が入ってきて予想を裏切られました。どうやらシリアの方とのコラボだそうです。 民族音楽や、土地柄のでる音楽は大好きなのでとても良かったです、ただまあ、長いなあ笑
かなり幅のある楽曲作成をする方のようで、Two Thousand And Seventeenはかなりちがった印象を受けました。メロディは少し哀愁のある感じで 使われているストリングスのサウンドにはアジアの雰囲気を感じるのでそういったものが好きなのかも。楽器の名前は自分にはわかりませんが
どうやら『There Is Love In You』が傑作と言われているそう。
基本的には四つ打ちの安定したリズムを展開しながらも、バラエティに富んだサウンドと楽器を用いて、何か、どこかをぼんやりと想起させるような音楽です。フォークトロニカと呼ばれるのも納得できます。
作品数がそこそこあるので有名なものから聞けばいいと思いますが、三月に発表された新作もチェックしたいところですね。
同じIDMの中でも、土壌も作風も全く違う二組でしたが、どちらももっと聞きたくなりました。二組にしたのでしっかり日記が遅れてしまったので気をつけたいですね、、、
音楽dig日記3
この記事、digと謳っているものの、基本的には名前は知ってるけどよくわからんものを聞いたり調べたりするのが目的です。
あ〜名前は知ってる!ってのは、知らないってことだぞ!!
ということで今回は「Boards of Canada」です
去年のはじめの方にすこーしだけカナダに留学してたんですが、その名前で知ったアーティストで、二人組で比較的アンビエントなんかに近いテクノという印象ですが曲はほとんど聞いたことないという感じです。
まずapplemusicの紹介文からですが彼らはMarcus EoinとMichael Sandisonの二人組。
出身はスコットランドで(カナダちゃうんかい)テクノやヒップホップのダウンテンポなビートに、レトロなシンセサイザーのメロディをミックスし、IDMシーンでもっとも影響力のあるアーティストのひとつだそう。
確かに何曲か聞いた感じアップテンポな曲はなくて、落ち着きがありますね。
スコットランドこの前行ったんですが、めっちゃ寒かったです。寒い地域のアンビエントやシューゲイザーなどは本当に良いアーティストが多いように思います、それに関してもいずれまとめられたらと思います。
IDMシーンってのは一体なんでしょうか
以下wikipedia参照です
インテリジェント・ダンス・ミュージック(Intelligent dance music)は音楽のジャンルの一種で、英語表記の頭文字を取ってIDMと呼ばれる。
必ずしもダンスフロア向けではない、独特で幻想的なリズム、メロディーラインが特徴である。また実験的な要素も強く、ヒップホップやジャズ、さらにクラシック音楽などの要素を取り入れるアーティストも存在する。ワープ・レコーズがAIシリーズをリリースした1993年頃から、ポストレイヴサウンドの一つとして注目された。初期のIDMはワープがAIシリーズを終わらせた1994年で一旦落ちつくが、PCの進化などで打ち込み環境が大きく向上した1999年頃から2005年頃まで、再び活発となっていた。
んで、彼らの所属していたskamやwarpなんかが主なIDMをリリースするレーベルのひとつだったそう。ブーム自体は去っているが、いくつか知っている主要アーティストもいて、Aphex twin, Four Tet, Flying Lotus, Tychoなんかは流石の自分も知っていたが他のアーティストもあとでチェックしたい。
(しかしそうはいってもこの手の音楽は流し聞く感覚のことが多いのでどのアーティストがどうこうというのは難しいのだが。。。)
1986年より活動しているが、現在までにリリースされたのは5枚のみ。
じっくりと時間をかけてクオリティの高い作品を作る、ということがApple Musicにも記載されていたが、これは本当にすごいことだと思う。
基本的にアーティストはお金絡みやレーベルの契約、様々なことに追われたり焦ったりすることで多くの作品を出したり、焦るがゆえに活動を終えるという結果になる人たちが少なくない。
しかも時間をかければそれだけ作品に求められるものは上がっていくというものなので、音楽に対するこのスタンスはすごい。
つまり作品数は多くないので気軽に聴けるということだ。
有名曲の中から選ぶとすると、「Reach For The Dead」「Everything You Do Is a Balloon」「Kid for Today」あたりはおすすめ。
シンプルで耳馴染みの良いビートに暖かい音のシンセが流れていく。優しくポロポロと角のない丸っこい音がなんとも気持ち良い。そして程よいノイズ感が最高だ。
曲によってはとにかく壮大というか、何かこう脳の中で目覚めさせられるようなサウンドもある、神秘的である。
また彼ら、Hell Interfaceという名義で4曲リリースしていて、boards of canadaが好きなら絶対好きだと思うのでぜひ聞いてほしい。サウンドの、つまりは音作りのクオリティがすごい。あと一曲目のタイトルがコロナ、、、
それでは今回はこれくらいにしておく。
次回は話の途中で出てきたFlying Loutusにしたいと思う、余裕があればFour tetにも触れたい
ブリストルは調べてしまったので余裕のあるときにします