New Orderの新譜を聞いた

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 New Orderの5年ぶりの新譜が発表されて数日たったがとにかく最高、という話。

 

 During COVID-19のうちに考えていたことの1つに、この状況だからこそアーティストには作品の発表をしてほしい、ということがある。本当につらい期間、暗いニュースばかりで何をするのもためらわれたり、体調を崩したり、誰もが不安な中で、お前たちが今思ってることを綺麗事じゃなくていいから教えてくれって思ってた。それが何かを肯定することでも、否定することでも、ただ状況を悲観するのでもよかった。とにかく何か、歌やアートや言葉で教えて欲しいと思っていた。だからこそ、今年意味あるリリースをしてくれたアーティストは尊敬している。

 

 例えば本当に早い段階で曲を出してくれた「SEVENTEEN AGAiN」。苛まれながら生きる日々だからこそ気付ける瞬間を歌ってくれたあの曲も嬉しかった。

 

 話が脱線してしまったが、今回のこの曲、最高でした。何よりこのタイミングでNew Orderというバンドが曲を出してくれたことがとても嬉しかった。変わらないサウンドのイントロが流れ、ドラムが入り表から裏のリズムになってノリが生まれる。久しぶりに出す曲としては最適な引き込み方だろう。歌詞を見てみると、同じ目線で励ましてくれるような姿勢でまっすぐなメッセージに驚いた。彼らもすでに60歳を超え...というかバーナードは64歳らしい、なんてことだ。それを踏まえればこのような歌詞が出てくるのは自然なことなのかもしれないが、とにかくしばらくはこの曲聞いていたいと思うほど良い。

 

おそらくここまで思うのは年始に一人でスコットランド旅行した時に孤独な中このバンドをたくさん聞いたというのがあるのだと思う、なんとなく感覚も近いし。

いろんなアーティストがそれぞれの気持ちを発表してくれればなあと思う。